こんにちは!地方都市でペットシッターをしている〈ねこどうらく〉です。
ペットシッターになるための資格や適性、そして乗り越えねばならない壁なども書いています。
前半の記事はこちら↓

- ペットシッターになるには2通りある [①を参照]
- ペットシッターに必要な資格 [①を参照]
- 開業するときの壁 [①を参照]
- 資格以外で何か必要?
- どういった人がペットシッターに向く?
ペットシッターって何?という人は、こちらの記事から先に読んでね!

資格以外で何か必要?
ここからは、実際にシッターとして動いてみて思った内容です。ペットシッターを目指す人の参考になればと思います。

まずは移動手段。
ペットシッターは、同じ地区で数人いますが、とくだんライバル関係でバッチバチ…というわけでもなく。
それぞれに得意とする時間帯、エリア、扱える動物の種類などで住み分けをしている感じかなと思います。Instagramなどで横につながりがあるシッターさんも多く、ご新規案件の問合せで自分が受けられないとき、別のシッターさんをご紹介したりもします。
そこで、どんなふうに住み分けをしているかというと、まずは移動手段。それに付随して動けるエリアです。自分が知る限りで、車・原付・自転車・徒歩(公共の交通機関)で移動しているシッターさんがいます。
お客様宅に駐車場がなく、周辺にもコインパーキングがない場合や、行きつく道が細すぎて車では行きにくい場合は、原付で移動しているシッターさんをご紹介しています。また、東京や大阪などでは「〇〇沿線から徒歩10分以内」など絞って営業しているシッターさんもいるらしいです。
さて…そこで一番強い移動手段はというと…!
やはり車!!それも軽自動車です!!
知らない地区を、ご自宅を探しながら向かい、狭い路地で対向車が来て焦る。初めて停める駐車スペースで緊張しながら車を停める。



車を擦ってしまったり、お客様宅のお庭のものを壊してしまわないか、ドキドキします。
前は、ファミリーカーの普通自動車で回っていましたが、1年前から事業用に軽自動車に乗り換えました。ガソリンも年々値上がりするし、もっと早く軽自動車にすべきだったなと思うくらい、いまは快適に市内を回れています。
原付などでも市内は回りやすいけれど、案外駐車できないアパート案件があったり、バイク専用の駐輪場がなかったりと、苦労するとのこと。案件と案件の合間に1時間空いてしまった場合なども、スーパーやコンビニでちょっと車内で飲食しながらホッと一息つけるのも、屋根のある車ならではのありがたさですね。
ということで、ペットシッターは軽自動車があると、近距離、遠距離、道幅や天候も気にせず案件を取ることができてバランスが素晴らしいです。
ただ、車移動だとガソリン費、コインパーキング代が必須となるため、近隣案件はたまに自転車で行くなど使い分けています。
本業ではなく、週末や平日夜だけ稼働のペットシッターを副業で、という場合は自転車や公共の交通機関でも固定客はできると思いますので、チャレンジしてみてください。



実はそれ以外に必須なものは・・・ないんです!
シッターとして、「あるといいもの」はいくつかありますが、必須なのは移動手段だけ。「あるといいもの」については、シッターかばんに何が入っているかのご紹介記事を書こうと思います。
どういった人がペットシッターに向く?



これまでは、必須となるハード面についてでした。
お次は、どんな人が向くのか、というソフト面について。
「シッターという仕事に興味があるんですが、どうしたらなれますか?」という質問をよく受けます。どうしたらなれるか…は、これまで話してきた資格や必須アイテムをクリアできたらシッターという仕事は開始できます。
もっと重要なのが、「どういう人がシッターという職業に向くのか」です。
生活スタイルや家族構成
まず、基本的にシッターという仕事は、土日祝や大型連休、年末年始などの「人がお出かけするタイミング」で依頼をされます。平日の依頼は、出張、入院が多く、土日祝にかかる案件のほうが圧倒的に多くなっています。
そのため、「土日祝は家族の休みと合わせて家族過ごすので、シッターはできません」という人は案件数がかなり限られてしまいます。
また、お子さんが小さく頻繁に発熱する、学校の行事や習い事やスポーツクラブの送迎で土日がつぶれることが多い、というお子さんがいるご家庭も難しいかな…。



何度も「その日は予定があって…」とお断りしていると、常時受けてくれる他のシッターさんに頼もうってなりますよね。。
以上のことを考えると、
・お子さんがいない、お子さんが大きく子育てがひと段落している、もしくは独身
・ご家族が平日休み、もしくは土日に仕事で出ていくことに理解ある
・盆や年末年始に帰省しない
などがシッター業をしやすい条件になるのかなと思います。
シッターは女性のほうがいい?
職業を性別で分けるのはよくないというのが、現代のスタンダードだとは思います。ですが、実際には「女性のシッターさんでお願いします」というのは、たびたび言われるフレーズです…。
理由としては、「男性は怖い(飼い主が)」「男性を怖がる(ペットが)」「留守の家に入るので、防犯的に女性がいい(犯罪を心配している)」「部屋が汚かったり、洗濯物を干したりしている部屋だから男性はちょっと…」ということだそうです。
そのため、猫のシッターに関してはほとんどの方が女性ですね。犬のシッターは、お散歩などに関してはパワーがある男性シッターの需要があると思っています。それでも打ち合わせ時には女性と組んで、二人組にして行くと、印象がマイルドになるようですね…。
男性で「キャットシッターになりたいんです!」と相談を受けるときもありますが、残念ながら男性シッターが女性しかいない留守のご家庭に入ることは難しそうです。
逆に、男性で「女性が怖い」「うちのペットは女性を嫌う」「片付けていない部屋を女性に見られたくない」という男性のお客様も一定数いるんでは??と思いますので、「うちは男性シッターが在籍してます!!」を売りにしたペットシッターがいてもいいんじゃないかなぁ~と思います。



飼い主様側の防犯上のことを述べましたが、シッター側も「男性宅に女性がひとりで入る」というパターンになりますので、防犯を兼ねて初打ち合わせ時はなるべく2名体制で行くようにしています。
上記の条件に当てはまらなかったら…シッターになれない~ということではなく、平日空いている人と土日稼働できる人が組んで仕事をする、男性と女性が組んで協業するなど、ない要素を埋めていくことで解決できると思います。
案件を受けているのに、当日自分が発熱!!事故にあってしまった!!など、イレギュラーは必ず起こりますので、複数人でカバーしあう体制に持っていくことは本当に大切です。



命を預かる大事な仕事だからこそ、リスクヘッジをしましょう!
シッターに向く性格や特性などは?
どんな人がペットシッターに向くのか。
動物が大好きな人!・・・は当たり前すぎて省きますね!笑
たまに、「人とコミュニケーションを取るのが苦手なので、動物相手の仕事がいいんです」という人から相談を受けます。ペットシッターなら、いわゆるコミュ障タイプでもできるのでしょうか?
ペットシッターは、一見動物に関する知識と経験だけしっかりとしていればOKっぽく見えますよね。でも実は、飼い主様とのコミュニケーションが取れてないと成り立たない仕事になります。
基本的に初回のお打ち合わせ以外では飼い主さまとお会いする機会がないため、その初回で信頼を得られなければ、リピーターにはなっていただけません。その後はメールやLINEなどの文章のやり取りになります。清潔感、言葉遣い、安心感。その後の文章からにじみ出る人柄を飼い主様はしっかりと見て判断しています。
そのため、一人で営業面からシッティング実務までこなす開業シッターは、多方面でバランス感の良いタイプのほうが成功しやすいです。もし、対人面で自身がない場合は、そこを補える人と組みましょう。
個人的には、ネイルや髪の色など、ファッション面はそこまで問われる仕事ではないけれど、ペットのお顔のケアやサプリメントを与える場合などは、爪が長いと敬遠されるということは念頭に置く必要があります。



見た目が派手でも、そういうのを気にしない顧客がつくかな?と思います。たくさん案件をこなしたいなら、「普通」っぽく上品カジュアルを目指すのが無難?
打合せ時に、顧客カルテを作成する作業があるのですが、ここに関しては聞き取りが上手な職種の人がいるな、と感じています。具体例で言うと、美容師、エステティシャンなどの経験がある人は、カルテ作成の基礎が身についていますね!
もうひとつ大事な要素があります。
それは、潔癖症じゃなく、かつ綺麗好きであること…!



矛盾してない?って一瞬思うかもしれませんが、意外と大切なポイント。
いろんなお部屋に入りますが、各ご家庭によってお掃除レベルも様々です。これは…代わりに片付けたいぞ!と思うくらいのお部屋もありますし、逆にシンクに水滴一つないっ!?というくらいに綺麗なお部屋も。わたしは基本的には「余計な箇所は触らないルール」にしています。お出かけの準備で忙しく、お茶碗洗う時間がなかったんだなぁ、洗っといてあげたいな、と思っても余計な作業をして大切な食器を割ってしまってはいらぬトラブルになります。
ゴミだと思って捨てたら、もしかしたらそこのご家庭のお子さんの宝物かもしれませんよ?
なので、人間の住環境についてはさておき、猫ちゃんのお世話に徹して、猫ちゃん関連のお掃除のみにしています。
そのため、片付いていないお部屋、掃除が行き届いていない場所へ行くのが極端に苦手な方は、この仕事はできないと思います。しかし、猫ちゃんの嘔吐の後片付け、自動給水機などの清掃などが雑な人もまた、お世話としては不十分です。せっかく高いお金を出してご依頼いただいているので、頼んでよかった!と言っていただけるようにはしたいですよね。
どちらにしても、「ここまではしっかり綺麗にしよう」「ここからは余計かもしれないから、プライベートには踏み込んではダメ」という線引きをはっきりできる人が理想です。ペットシッターの研修では、このへんは各シッターさんのマイルールがあるはずなので、しっかりとたくさん質問をして擦り合わせをしてください。
ペットシッター自身の性格については、飼い主側としては元気な人がいいな、自分と同じくらいの年齢だといいな、など多々あるかと思いますが、猫ちゃん目線ならば
・リアクションは控えめ
・落ち着きのある声
・ゆったりとしたスピードで動く
・香水など気になるキツイにおいがない
などがあります。
猫のタイプにもよりますので、シッターと猫との相性についてはそのうち別記事で書きますね!



以上、独断と偏見入り混じっていますが、「シッターに向く人」でした♪